2016/02/03

Caster Duett

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P26、53、54、63、82
「Basser」(No.151)」、P36
この竿は替穂がついていて一本は "ズーム1" といって細く、マス用である。もう一本は "ズーム2" といって太く、サケ用である。

 
カタログによると1969年版に「New」の文字が付されています。初期版のみが、取り外し可能なデタッチャブルハンドル(プラスチック製のフォアグリップ)仕様。まさに「フィッシュ・オン」に登場してくるあのロッドです。

翌年の1970年にはフォアグリップがコルクのもの(取り外し不可)となり、1970年代にはセミダブルハンドルに変更となります。ヘビーなほうの穂先、「ズーム2」を装着した際の使い勝手を考えると、確かにセミダブルのほうがよさそうです。このセミダブルタイプは1980年代まで売られていました。開高さん自身もこの竿はお気に入りだったようで、セミダブルタイプも所蔵タックルの中に登場してきます(「Basser」(No.151)」、P36)。

私が所有しているのはいずれもフォアグリップがコルクのものです。「フィッシュ・オン」と全く同じものを随分と探しましたが、製造期間が短かったためかなかなか見付かりません。デタッチャブル式のハンドルだけはいくつか入手できたので、5000Cを装着して「フィッシュ・オン」の雰囲気を楽しんでいます。

2 件のコメント:

  1. 素晴らしいです!!!旧サイトからのファンです。開高さんの釣りスタイルが大好きなので、10年以上前に初めて旧サイトを拝見させて頂いた時は大きな衝撃を受けました。その影響で開高さんの道具を集め使用しております。今後も更新宜しくお願いします。

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  2. コメントありがとうございます。解説にもなっていない駄文ばかりですが、楽しんでいただければ幸いです。

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