2016/02/19

Bite

「私の釣魚大全(文庫版)」、P258
「オーパ!(文庫版)」、P87、119、126、
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4
「もっと広く!(文庫版 上)」、P117、191、202、205
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇 スリランカ篇(文庫版)」、P111
その他、もろもろ、あちこち

たのまれて私はそれらのルアーに名をつけてあげたが、なかなかいい出来で、ことに「バイト(あたり)」とつけたのは、ある年、ある湖で、ヒメとニジが入れ食いに近い連続ヒットぶりを見せた。


忠さんの「バイト」。さすがに開高さんが名付けたルアーだけあって、いろいろなところに登場してきます。「つねにたっぷりと用意」すべきルアーとも評価されているので、遠征ともなると何ダースも調達されていたのでしょう。中でも13gが、開高さんが最も愛用したサイズだったそうです。

忠さんの会社(セントラルフィッシング)で販売が始まり、一時期はシマノ社が取り扱っていました。今でも、アートフィッシング社が様々なカラー、ウェイトバリエーションをラインアップしています。バイトや他のスプーンが制作された経緯などは、同社の「SPOON」というカタログに詳しく紹介されています。古いものは塗料で目玉が描かれていたりしましたが、残念ながら最近のモノにはありません。

ピラーニャの剥製にバイトを銜えさせてみると、まさに「オーパ!」のワンシーンのようです。これは、「太陽(平凡社)」の写真(P58)にちなんで拵えました。ちなみに、開高さんの書斎に飾ってあるピラーニャの剥製は、顔が右向きですね。魚類学的には左向きが正解なのですが・・・。

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