2016/02/12

Ambassadeur 6500GR

各種展示会、などなど


開高さんが使っていたABUのベイトキャスティングリールは5000番台が主体で、6000番台はほんの数台です。記念館に収蔵されている6000番台のうちのひとつが6500GR。開高健展等でも時々展示されています。

黄金のフレームで飾られた、1980年代のフラッグシップ機でした。最新鋭のスピードアジャストマグネティックブレーキを装備。グラファイト製サイドプレートに身をまとった高精度軽量リールとして売り出され、当時40,000円台後半の価格帯でした。先行して売り出された人気の4600FLや5600FLではなく、少しマイナーな6500GRを選んだところは、流石に開高さんの眼力だと思います。

ただ、残念ながらこのリールは著作物には登場してきません。実際に使ってみるとよく分かるのですが、ブレーキの調整が少しピーキーです。また、調整箇所が多いため、使用後のメンテナンスや手入れが少々面倒なところがあります。近場での釣りならともかく、長期の遠征には旧来型のほうが適していたのかも知れません。

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