2016/02/08

Fishcake

「オーパ!(文庫版)」、P203
「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ


ヘリン社(ヘリンズ社)のルアーをもう一つ。フィッシュケーキ、これも天秤型のギャング針が付いています。サイズ、カラー、ペラの色違いで何種類かあり、1970-80年代のルアー釣り入門書にはよく掲載されていたルアーです。

「オーパ!」のものは最小サイズの#7です。これは、テールフックがありません。中間サイズが#9。これはテールフックが1つです。上の写真の#11は大きいサイズで、テールも天秤リグが付いています。

ペラの色違い()は、回転方向(右回り、左回り)の違いであることはよく知られていますヘリン社のチャールズヘリンさんという人は豪胆な人物だったようで、「赤いほうはコミュニストのように左回り」とカタログに表記していた年代があったようです。当時の世相が垣間見られます。使用方法としては、魚の誘い方で使い分けるというよりはむしろラインの撚れを解消することが目的で、実際、午前と午後とで別のタイプを使うことが推奨されていました。詳細は、Tomさんのページ紹介されています。

私がまだ若かった当時は、ヘリン製品は確かティムコが取り扱っていたような記憶があります。私の周りでは、本や雑誌で見掛ける割には、また、フラットフィッシュほどには、出回っておらず、使っている人に出会った記憶もありません。今ならば、ブッシュの際や倒木のまわりで是非試してみたいルアーのひとつです。

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