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2016/04/16

Kast Master

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P86
「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ


「フィッシュ・オン」でルアーの形状や名前の奇妙さを説明したくだりがあり、その中に「絶頂」というのが紹介されています。これは、アクメ社(ACME Tackle Co.)のカストマスター(Kast Master)のことではないかと思っています。同書豪華版の目次ページにも登場してきますので。

ネギかゴボウを適当に切ったような形をしたこのメタルジグは、実はテイル側が重くなるように設計されています。バーティカルに操作する「ジグ」というよりも、水平に曳いた時にお尻を上手に振る「スプーン」ですね。極小サイズから海でのロングキャスティング用まで幅広いラインナップが用意されており、どんな場面でも活躍する万能ルアーです。

私が初めてルアーでスズキを釣った時に使っていたのは、シルバーのカストマスターでした。他にも、マス類、ケタバス(ハス)、バス、ブルーギル、海の小魚もろもろ、と思い出せないくらいの魚種を釣り上げています。ラインが撚れやすいのと、沈みがよいので底に引っ掛かって紛失しやすいのが難点と言えば難点ですが、それこそ「馬に食わせるほど」の量をストックしておいても損はないルアーです。

2016/04/15

Chug Ike

「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ 



このメーカーのルアーもデザインが特徴的で、一目でわかります。これも、「フィッシュ・オン」の目次ページの写真に掲載されており、異彩を放っています。装丁やデザインの観点から採用されルアーのひとつかも知れません。

確か国内ではリョービが取り扱っていたように思いますが、店舗に並んでいたのを見た記憶があまりありません。興味があるルアーでしたので、アメリカのコレクターからいくつか譲って貰って動かしてみましたところ、なかなか機敏かつ大胆なアクションで、よく魚を誘い出してくれました。デザインだけではなく、実釣用としても素晴らしいルアーです。

2016/04/09

Arbo Gaster

「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ

フレッド・アーボガスト社の小粒なルアー、アーボガスター。「フィッシュ・オン」の目次ページには、銀色のこいつが存在感たっぷりに写されています。銀色だと精悍な印象ですが、黄色で眼の周りが赤だと愛嬌があって、とても可愛く仕上がっています。

それにしても、開高さんの本にはメタルリップのダイビングルアーがたくさん登場してきますね。当時はプラスチックのリップよりもメタルリップのほうが標準的だったのかもしれません。最近ではメタルリップのプラグはほとんど見掛けませんので、じっくり見るとかえって新鮮な感覚です。

2016/03/27

Killer

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P86


ABU社のキラー(Killer)。「フィッシュ・オン」で「殺し屋」の名前を持つルアーとして紹介されています。最初期のものは少しデザインが異なりますが、その後、写真のようなプラスチックミノーにモデルチェンジしました。そう、まさにレーベルミノーです。製造をレーベル社に依頼したいわゆるOEM品だとされており、レーベルミノーとの違いはリップとお腹のロゴくらいです。 

写真の2品。実は50gもある最大サイズです。ミノーもこれくらいのサイズになるとなかなかの迫力があり、巨大魚や怪魚の夢を見させてくれそうです。

2016/03/21

Mepps Comet Mino

「オーパ!(文庫版)」、P175
「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ


MeppsやABU、他にもたくさんのメーカーが、この手のゴム製ミノー付きのスピナーを昔からラインアップしていました。釣り人を魅了するための細工かと思っていましたが、実力もあるようですね。こちらのプレスリリースには、「Bassmaster Magagine」誌や「Sport Afield」誌での評判がとてもよかったことが記されています。

日本では見掛けませんが、「#5サイズ」や、アグリアロングのブレードが付いた「Giant Killer Mino」などのバリエーションもあるようです。大きいものも、一度入手して試してみたい気がしています。

2016/03/11

Atom

「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ、P86


「フィッシュ・オン(豪華版)」には開高さんのアムコのタックルボックスの写真が掲載されており、中にはアブ社のスプーンがたくさん入っているのがわかります。ただ、写真が小さいためになかなか判別が難しく、特定できるのはトビーとこのアトムくらいでしょうか。

波型のプレス模様が独特ですが、あまり釣果に関する記事や話を目にしたり耳にしたりした記憶がありません。かなり長い期間製造されていたルアーなので、それなりの実績はあるはずですが。

ところで、私が子どもの頃の釣具屋さん、特にアブの製品を扱っているお店では、数々のスプーンを額に入れたアブ社謹製のコレクションディスプレーをよく見掛けました。壁の少し高いところに飾ってあり、訪れるたびに長い間眺めていたことを思い出します。

2016/02/27

Fishing Pliers

「フィッシュ・オン(豪華版)」、P86 
私の道具箱(タックル・ボックス)と、リュックと、レインコート



ABU社製のフィッシングプライヤーが、アムコのタックルボックス(133A)に収められています。持ち手のコーティングがゴールドのモノが最初期物で、1970年代前半までの製造。「フィッシュ・オン」のものはこの時期のものです。鱗模様が滑り止めにもなっており、とても考えられた造りになっています。

その後、1970年代中頃には持ち手がクリアブルーになり、鱗模様がなくなりました。さらに、最終型ではソリッドブルーの持ち手に変わりました。ただ、いずれのものも製造はドイツ。この手の道具は、「Made in Germany」とあると、信頼度が大幅に上がる気がします。経験上、この手の多機能ツールが活躍する場面はそれほど多くはありませんが、潜在的高機能が付加されていることは道具としてのひとつの魅力であり、所有欲をくすぐります(釣り場では、クニペックスがあれば、こと足りる・・・なんてことは、もちろん承知のうえです)。

2016/02/25

Dardevle

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P36、49、58、63、88
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4
「もっと広く!(文庫版 上)」、P105
スプーン鈎の名作ダーデヴル。


「フィッシュ・オン」で最もインパクトが強いルアー。赤白のダーデヴルを銜えた巨大なキングサーモンの写真が掲載されています。昔のスプーンの(というよりも、擬似餌=ルアーの)代表格で、スプーンと言えばダーデヴル、ダーデヴルと言えば赤白というイメージが埋め込まれている往年のルアーマンも多いことと思います。私もそのひとりです。

「ダーデヴル」は実のところはルアーの名前ではなく、ブランドやシリーズの名称のようで、サイズ別にコピーキャット、ロケット、スピニー、ミジェットなどの名前が付いています。ただ、私の周りでは、全サイズひっくるめて、「顔付きスプーン」とか、「サリーちゃんのパパ」とか、省略して「サリーちゃん」と呼んでいました。

最初期のもの(Osprey Famous Fishing Tackle)の箱は、こんなデザインでした。ボロボロでよく見えないかも知れませんが、トップのイラストからやはり赤白がブランドを代表するカラーだったことが分かります。ダーデヴル以外にも、昔はジョンソンのシルバーミノーなんかも箱入りで売っており、箱に入っているだけで高級感がありました。よい時代でした。


2016/02/15

Baby Lucky 13

「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ 


 
国内で人気が出るにはまだタイミングが早かったのか、「フィッシュ・オン」に登場してくる釣り具の中では唯一のへドン製品ではないでしょうか。BF(ブルフロッグ)カラーのベビーラッキー13。豪華版の目次ページに、少し控えめに写されています。

フルサイズのラッキー13に比べるとかなり細かく動かすことができる芸達者さんです。もともとの設計は、トップウォータールアーではなくシャローランナーなんだろうと思います。水面での悶えるようなアクションに続いてサブサーフェスでの動きを織り交ぜると、喰い渋った時にも卓効があります回収時に魚が追いかけてきたり喰いついたりすることも度々で、それはそれでうれしい反面、少し申し訳なさも感じてしまう、甘酸っぱいルアーです。

2016/02/08

Fishcake

「オーパ!(文庫版)」、P203
「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ


ヘリン社(ヘリンズ社)のルアーをもう一つ。フィッシュケーキ、これも天秤型のギャング針が付いています。サイズ、カラー、ペラの色違いで何種類かあり、1970-80年代のルアー釣り入門書にはよく掲載されていたルアーです。

「オーパ!」のものは最小サイズの#7です。これは、テールフックがありません。中間サイズが#9。これはテールフックが1つです。上の写真の#11は大きいサイズで、テールも天秤リグが付いています。

ペラの色違い()は、回転方向(右回り、左回り)の違いであることはよく知られていますヘリン社のチャールズヘリンさんという人は豪胆な人物だったようで、「赤いほうはコミュニストのように左回り」とカタログに表記していた年代があったようです。当時の世相が垣間見られます。使用方法としては、魚の誘い方で使い分けるというよりはむしろラインの撚れを解消することが目的で、実際、午前と午後とで別のタイプを使うことが推奨されていました。詳細は、Tomさんのページ紹介されています。

私がまだ若かった当時は、ヘリン製品は確かティムコが取り扱っていたような記憶があります。私の周りでは、本や雑誌で見掛ける割には、また、フラットフィッシュほどには、出回っておらず、使っている人に出会った記憶もありません。今ならば、ブッシュの際や倒木のまわりで是非試してみたいルアーのひとつです。

2016/02/07

Flatfish

「オーパ!(文庫版)」、P35、67
「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ


1970~80年代のルアー釣り師のタックルボックスには、たいてい1個や2個は入っていたと思います。各社から販売されていたクネクネルアー(バナナルアー)の中では、古参の部類ではないでしょうか。

「オーパ!」に載っているものはいずれもT50の文字が見えるので、トローリング用の大きめのルアーです。他に、U(水中用?)やF(フライサイズ?)など様々な種類があります。さらに巨大なサイズのラインアップもありますが、国内で入手できた(できる)のはスピニングサイズが主体ではないでしょうか。

いずれのタイプもクネクネとよく動きますが、個人的にはあまりよい思いをした記憶がありません。というよりも、湖のマス用ルアーと言う固定観念が強く、バスではほとんど使ってきませんでした。きっと釣れるのだと思いますが。

このルアー、ボックスもかなり素敵で、裏面にはフックの種類を解説したイラストが印刷されていました。私が子供の頃はトレブルフックのことを「ギャング針」と称していましたが、あながち適当な呼び方ではなかったようです。


2016/02/06

Hi-Lo

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P86、101、102、158、159
「オーパ!(文庫版)」、P224
「もっと広く!(文庫版 下)」、P3
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P52、53、61
「モンゴル大紀行」 1尾めのイトウ  ほか


「フィッシュ・オン」の頃から頻繁に登場してくるABU社の名作プラスチックプラグ、「ハイロー」。同書では「高低(たかひく)」といった直訳でも紹介されています。「パイクについての名作」、また、「ずっと以前からなじみになっているプラグ」、という表現からわかるように、開高さんが絶大な信頼を置いていたルアーのひとつです。パイクだけではなく、ドラドやイトウを狙った釣りでも大活躍しました。


もともとはスウェーデン製ですが、一時期はHeddon社が製造を受け持っていたようです。中には、同じサル顔の「リバーラント・スプーク」とのダブルネームで売られていたものもあります。ABUとHEDDON、2つのロゴが入ったルアーは、何かとても得をしたような気分にさせてくれます。

2016/02/03

Caster Duett

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P26、53、54、63、82
「Basser」(No.151)」、P36
この竿は替穂がついていて一本は "ズーム1" といって細く、マス用である。もう一本は "ズーム2" といって太く、サケ用である。

 
カタログによると1969年版に「New」の文字が付されています。初期版のみが、取り外し可能なデタッチャブルハンドル(プラスチック製のフォアグリップ)仕様。まさに「フィッシュ・オン」に登場してくるあのロッドです。

翌年の1970年にはフォアグリップがコルクのもの(取り外し不可)となり、1970年代にはセミダブルハンドルに変更となります。ヘビーなほうの穂先、「ズーム2」を装着した際の使い勝手を考えると、確かにセミダブルのほうがよさそうです。このセミダブルタイプは1980年代まで売られていました。開高さん自身もこの竿はお気に入りだったようで、セミダブルタイプも所蔵タックルの中に登場してきます(「Basser」(No.151)」、P36)。

私が所有しているのはいずれもフォアグリップがコルクのものです。「フィッシュ・オン」と全く同じものを随分と探しましたが、製造期間が短かったためかなかなか見付かりません。デタッチャブル式のハンドルだけはいくつか入手できたので、5000Cを装着して「フィッシュ・オン」の雰囲気を楽しんでいます。

2016/02/02

Suecia Zoom

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P94
湖でスピンナー・フライを引いたらこましゃくれたスモール・マウス・バスが釣れた
 

ABU505とのコンビで写っているのが、スピニング用ロッドのスエシア・ズーム。品番は定かではありませんが、ロッドブランクの色から321または322のように見受けられます。このシリーズは、リールシートが好きな位置で固定できることが売りのひとつになっていました。

私が所有しているのは、Suecia Duett Zoom、そう、「フィッシュ・オン」のアラスカ篇で登場してくるCaster Duett Zoomのスピニングバージョンです。強さの異なる替え穂が付いており、対象魚に応じて付け替えることができます。Caster Duett については次回にで・・・。

2016/01/18

Toby Vass (Weedless)

「オーパ!(文庫版)」、P203
「フィッシュ・オン(豪華版)」、グラビアページ  
ルアーはよく磨いて (アラスカ・ナクネク川)
 


「フィッシュ・オン」は、豪華版と文庫版とでは掲載されている写真にかなり違いがあります。「週刊朝日」掲載後に書籍化する際、編集上の都合でいろいろと取捨選択があったのでしょう。もちろん、読んでいて楽しみが多いのは豪華版のほうです。なかなか入手困難ですが、入手の価値がある一冊です。

豪華版を開いてすぐのページに、開高さんが布の切れ端のようなものでトビーウィードレスを磨いて光沢を出している写真が掲載されています。障害物が多い場所だったのか、それともシングル・フックの現地レギュレーションをクリアするためか、通常版のトビーではなくウィードレスタイプなのが印象深い写真です。
 
さて、「トビーウィードレス」が正式な名前とばかり思っていましたが、本名はトビーバス(ヴァス)のようですね。ウィードガードにわざわざヘアが取り付けられており、これまた凝った造りです。フックは、わざわざカシメ(ハトメ)で取り付けられています。他ブランドを見回しても、細身のスプーンのウィードレスタイプは珍しいと思います。

「フィッシュ・オン」にはトビーがモチーフとしてたびたび登場してきますが、トビーと一口に言っても、歴史の長いルアーだけにバリエーションが豊富です。製造開始は1955年頃とされており、フライ、チャー、スマッシュ、ファット、スリム、サーモ、タイガー、ロケット、などなどの種類が販売されていました。こちらに詳しく紹介されています。ノベルティーとして宝石(ルビー?)の目玉が付いた金・銀のトビーがあり、、以前にデンマークのコレクターに写真を見せて貰ったことがあります(上のリンク先でも紹介されています)。いつかは手に入れてみたい一品です。

2016/01/17

Blabber Mouth

「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ 


「フィッシュ・オン」の目次ページの写真には、なぜかグデブロ社のゴールデンアイシリーズのルアーがたくさん掲載されています。銀山湖でも大活躍した「バンプNグラインド」や小型のポッパー「グッディー」、そして、ブラバーマウスにいたっては2個も写っています。このルアーには、スカート付き、スカートなし、プロップ付きなどのバリエーションがありますが、「フィッシュ・オン」に載っているのはいずれもスカート付きです。 

国内ではスミス社が取り扱っていたこともあってとても人気が高かったルアーですが、ボディーサイズがやや小さく、トップウォータープラグとしては少し使い辛かった気がします。釣果や実績云々よりも、目玉にパンチ力があったので、まとめて「フィッシュ・オン」に取り上げられたのかもしれませんね。

 こちらのメタルリップダイバーは、同社の Bump'N' Grind。「フィッシュ・オン(文庫版)」P286-287に写真が掲載されています。

2016/01/14

Toby 10g

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P46
トビーの十グラムを投げて、三時間めに六十五センチのニジマスをあげた。


古いトビーは鱗の彫りが深く、存在感があります。開高さんがニジマスを釣り上げたトビーのカラーは分かりませんが、何となく「K(銅色)」のような気がします。同書のパイクの写真(こちらは18g)の強いイメージが頭の中に刷り込まれているからかも知れませんが。

ちなみに、トビーの10gと7gとは、サイズは同じで肉厚違いです。投げると、10gのほうは弾丸のように飛んでいきます。

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さて、開高さんのニジマスの釣果は、ABU社の国際フィッシングコンテスト1969の結果として1970年版カタログにも掲載されています。各国語版で出版されたABU社のうち、これは英語版(Tight Lines)からの抜粋。イギリスの古書店から入手しました。


翌年のカタログ(1971)には、同年のコンテストのアナウンスと併せて、御大本人の写真も。「フィッシュ・オン」と同じものです(文庫版P90-91)。短編小説「貝塚をつくる」でも、モチーフとして使われています。


2016/01/13

Ambassadeur 5001C

釣りを始めた子供の頃、両軸受けリールは憧れでした。当時の小学生のバイブルであった「小学館入門シリーズ」にも、上級者向けの別格のリールとして紹介されていました。



「釣り入門」や「川釣り入門」は、それこそ穴が開くほど読み込みました。そこに書かれていたのが「5000C」・・・。具体的な商品名として掲載されており、まさに憧れでした。上の写真のイラストを真似て、授業中にノートの端に何度も何度も5000Cを描き込んだのを覚えています。

その後、「フィッシュ・オン」の文庫版を入手し、5000Cへの憧れは増すばかり。「いつかはABU」の思いを胸に、やっと小遣いが貯まったのが確か中学1年生の冬。近くの釣具屋では「5000C」は見当たらず、それならばまずはカタログをと勇みました。当時、自宅で定期購読していた「週刊朝日」では開高さんの「もっと遠く!もっと広く!」が連載中で、釣り愛好家への宣伝効果を狙ってか、「エビス・フィッシング」の広告が時々掲載されていました。

で、その広告に付いていた三角の資料請求券を送って入手したのがこのカタログ。ところが、残念ながら「5000C」はどこにも見当たらず、既に生産中止とのこと。仕方なしに、色が同じ黒いリールということで、5001Cと5600Cのどちらを購入するか、しばらく悩み続けました。


結局、5001Cを購入することを決心し、母親が大阪に出向く機会に西梅田の「十字屋」で買ってきて貰いました。これがその5001C。紙箱は、5000Cの上にステッカーで5001Cと貼り替えてありました。


この5001Cは本当によく働いてくれました。何年かごとに道頓堀にあったエビスフィッシングの大阪支社に持ち込み、オーバーホールをお願いしていました。傷だらけですが、大切なリールです。

2016/01/12

Ambassadeur 5000C

開高さんが愛用した代表的なリールと言えば、ABU社のAmbassadeur 5000C。

1984年。エビスフィッシング(とアメリカの代理店)によって5000Cが復刻されました。ただ、釣り雑誌で広告を見た時、「フィッシュ・オン」のものは何か雰囲気が違っていました。目を凝らしてよくよく観察すると、「ドラッグホイール」の色に違いが。他にも細かな相違点がいろいろと。年代や市場ごとに仕様やパーツが違っていたのです。どちらが欲しいかと言えば、言うまでもなく「オリジナル」。

当時(1980年代)、国内にもアンティーク釣具店やビンテージ釣り具を扱うお店が数件ありましたが、黒ドラッグ仕様の5000Cはなかなか見付かりません。仕方なしに、海外の釣具店やアウトドア用品のアンティークショップにエアメールを出し、問い合わせを重ねました。何ヶ月か後(いや、何年かは経過していたと思います)、スコットランドのお店から茶封筒で返事があり、「ドラッグが黒いのは、欧州仕様の初期型5000C。程度のよいのを探してやる。」との文字が。小躍りしました。


数ヵ月待ってやっとのことで入手したのがこの5000C。波型リム、袋ネジ、黒ドラッグの「フィッシュ・オン」仕様。1967-68年頃の製造だと思いますので、ほぼほぼ同級生です。これが、私の5000Cコレクションの嚆矢となりました。