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2016/04/18

Ambassadeur 5000 De Luxe

「開高健 展(神奈川近代文学館 ’99)」、P57
もっと遠く!(豪華版)」、P20
「もっと広く!(文庫版 上)」、P113、118、191
「もっと広く!(文庫版 下)」、P191
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P232 
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(豪華版)」、P183、187
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇 コスタリカ篇(文庫版)」、P233
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇 コスタリカ篇(文庫版)」、P350
その他もろもろ



開高さんといえば、このリール。アンバサダーデラックス。5000CDLではなく、波型リム、黒ドラッグの5000 De Luxeです。最初の2台の入手の経緯は、開高健展パンフレット(神奈川近代文学館)に掲載されているABU本社への礼状の下書き(英文)に詳しく記されています。

これによると、1969年にスウェーデンを訪問した際に1台、翌年にも1台、計2台が記念品として開高さん(と秋元さん)に贈られたようです。釣り紀行では、南北両アメリカ大陸縦断記(「もっと遠く!」、「もっと広く!」)のころから1台が実釣用として活躍し始めます。オニキスの小型ダブルハンドルが装着された金のリールが燦然と輝く写真が、何枚も掲載されています。残念なことに、この1台はおそらく帰路の空港で盗難に遭い、惜しくも開高さんの手元からは離れていったと思われます。

したがって、その後や晩年の釣りによく登場してくる5000 De Luxe は、ABU社の純正パワーハンドル(軸間8cm、シルバー)が装着されていました。このことからも、アメリカ大陸縦断記の頃のものとは別の個体であることが想像できます。もっとも、開高さんは周りの人々にあれこれとすぐに贈呈してらしいので、他にもたくさんのデラックスがタックルボックスに入っていたとも考えられます。


こちらは、私自身が実働させている2台。5000 De Luxeはスプールの回転の良いものが多く、軽めのルアーでもよく飛びます。金の色合いも山吹色に近い濃い色合いで、メッキも重厚感があります。使っていてとても気持ちのよいリールです。

2016/04/07

Bomber

「もっと遠く!(文庫版 上」、P4、5


「もっと遠く!」のタックルボックスには、ざっと数えただけで11個のボーマー(ボーマーベイト)が入れられています。世界初のディープダイビングプラグとも言われているボーマー(Bomber)社の代表作、ボーマーベイト(Bomber Bait)。未開封状態のものもいくつか収納してあります。ディープダイビングプラグの選択肢があまり多くはなかった当時に開高さんが大量にストックしていた様子が想像でき、とても興味深いと思います。

このルアーは絵に描いたような「爆弾の形」をしていますが、そのリップの形状は単なるデザインではなく、障害物の回避に一役買っているようです。このリップ形状は、後発の様々なディープダイビングプラグにも取り入れられており、他社からも同じようなルアーがたくさん販売されました。

上の写真のモノは、いずれもウッド製でかなり古いものです。あまり使ったことはありませんが、やはりウッドのルアーは雰囲気が素晴らしいですね。

2016/03/28

Stren

「もっと遠く!(文庫版 上」、P45
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P237
「生物としての静物」、P203、ほか


「フィッシュ・オン」の頃は、おそらく国産の号数表示の釣り糸が使われていたものと思われます。その後、「もっと遠く!」、「もっと広く!」の頃が過渡期で、タックルボックスには銀鱗3号の糸巻きが入っていたり(上巻、P5)、ルアー専用のストレーンのパッケージが写っていたり(上巻、P45)します。

その後は、黄色や青色の蛍光ライン(ストレーン)が専ら使われるようになります。特に、映像化されることを前提とした釣行では、視覚的な有効性もあってか、ゴールドのストレーン(今のHi-Vis Gold)が多用されるようになりました。

「オーパ、オーパ!!」で釣師の爪に挟まれているラインは、同じくストレーンのクリアブルーだと思われます。このラインは、朝陽や夕陽が射した時の色合いがとても美しく、私も愛用していました。残念ながら、現行品のクリアーブルーカラーは青紫の色合いが相当薄くなってしまい、とても残念に思っています。

2016/03/05

Maverick

「もっと遠く!(文庫版 下)」、P3


Gudebrod(グデブロッド、ガデブロ)のゴールデンアイシリーズを代表するライブリーベイト、マーべリック。「もっと遠く!」のはパーチ系のカラーです。ゴールデンアイシリーズのルアーは、「フィッシュ・オン(豪華版)」の本文や目次ページにもいくつか登場してきます。

ヘドン社のタイガーの好敵手として、昔から、バス、トラウト用に人気がありました。中には上の写真のようなキット製品もあったのですが、ボディーの内側にスケールが彫り込んであります。塗装すると見えなくなるので、どうやって完成させるのかいまだ不明です。

ゴールデンアイシリーズの特徴的な目玉は、1990年代にはホログラムシールに変わってしまいました。時代の流れとは言え少し残念な変化ですが、こちらのタイプも性能は変わらず、使いやすく、よく釣れるルアーです。

2016/03/03

Ambassadeur 6000

「オーパ!(文庫版)」、P4、21、210、211、218
「もっと遠く!(文庫版 下)」、P145、148、156、161
「開高健展パンフ(1999)」、P57
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P50

 
ABU社国際釣りコンテスト金賞受賞の記念品として開高さんに贈られたのが、ディプロマット662とアンバサダー6000でした。この組み合わせは、「オーパ!」や「もっと遠く!」にも度々登場し、ドラドやマスキーといった大物との戦いに大活躍します。「開高健展パンフ」には、記念品を贈られたことへのお礼の書状(の下書き)が掲載されていますが、単なる社交辞令ではなかったことは、その後の大活躍から明らかでしょう。

詳細な写真が見付からないため製造年代は不明ですが、ラインクリッカー付き(上の写真のはクリッカーなし)、3スクリューの波型モデルと思われます。日本ではあまり使う場面がありませんが、素晴らしいリールです。

2016/02/25

Dardevle

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P36、49、58、63、88
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4
「もっと広く!(文庫版 上)」、P105
スプーン鈎の名作ダーデヴル。


「フィッシュ・オン」で最もインパクトが強いルアー。赤白のダーデヴルを銜えた巨大なキングサーモンの写真が掲載されています。昔のスプーンの(というよりも、擬似餌=ルアーの)代表格で、スプーンと言えばダーデヴル、ダーデヴルと言えば赤白というイメージが埋め込まれている往年のルアーマンも多いことと思います。私もそのひとりです。

「ダーデヴル」は実のところはルアーの名前ではなく、ブランドやシリーズの名称のようで、サイズ別にコピーキャット、ロケット、スピニー、ミジェットなどの名前が付いています。ただ、私の周りでは、全サイズひっくるめて、「顔付きスプーン」とか、「サリーちゃんのパパ」とか、省略して「サリーちゃん」と呼んでいました。

最初期のもの(Osprey Famous Fishing Tackle)の箱は、こんなデザインでした。ボロボロでよく見えないかも知れませんが、トップのイラストからやはり赤白がブランドを代表するカラーだったことが分かります。ダーデヴル以外にも、昔はジョンソンのシルバーミノーなんかも箱入りで売っており、箱に入っているだけで高級感がありました。よい時代でした。


2016/02/19

Bite

「私の釣魚大全(文庫版)」、P258
「オーパ!(文庫版)」、P87、119、126、
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4
「もっと広く!(文庫版 上)」、P117、191、202、205
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇 スリランカ篇(文庫版)」、P111
その他、もろもろ、あちこち

たのまれて私はそれらのルアーに名をつけてあげたが、なかなかいい出来で、ことに「バイト(あたり)」とつけたのは、ある年、ある湖で、ヒメとニジが入れ食いに近い連続ヒットぶりを見せた。


忠さんの「バイト」。さすがに開高さんが名付けたルアーだけあって、いろいろなところに登場してきます。「つねにたっぷりと用意」すべきルアーとも評価されているので、遠征ともなると何ダースも調達されていたのでしょう。中でも13gが、開高さんが最も愛用したサイズだったそうです。

忠さんの会社(セントラルフィッシング)で販売が始まり、一時期はシマノ社が取り扱っていました。今でも、アートフィッシング社が様々なカラー、ウェイトバリエーションをラインアップしています。バイトや他のスプーンが制作された経緯などは、同社の「SPOON」というカタログに詳しく紹介されています。古いものは塗料で目玉が描かれていたりしましたが、残念ながら最近のモノにはありません。

ピラーニャの剥製にバイトを銜えさせてみると、まさに「オーパ!」のワンシーンのようです。これは、「太陽(平凡社)」の写真(P58)にちなんで拵えました。ちなみに、開高さんの書斎に飾ってあるピラーニャの剥製は、顔が右向きですね。魚類学的には左向きが正解なのですが・・・。

2016/01/30

Model A

 「もっと遠く!(文庫版 上)」、P3 イエローバック・シルバースケール
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4-5 シルバーシャッド、ホットタイガー
「もっと広く!(文庫版 上)」、P3 バイオレットバック・シルバースケール
「もっと広く!(文庫版 上)」、P205 オレンジコーチドッグ

南北両アメリカ大陸縦断の旅ではモデルAシリーズが活躍したようで、タックルボックスの中にたくさん入っているのを見ることができます。また、「オーパ、オーパ!!(コスタリカ篇)」でもロバロ(スヌーク)やグァポテを釣る場面で登場してきます。日本ではAシリーズ(モデルA、モデルAディープ)の各サイズがポピュラーで、廣済堂出版「ベストバッシング」の表紙にも掲載されていました。アメリカでは、サイズの大きい「ストライパーA」も販売されていたようです(上の紫のはストライパーAです)。


ミディアムランナータイプはリップがハート型で、この形状が障害物回避に一役買うという評判でした。愛好者は多く、当時のアルファベット戦争では「A」陣営はかなりの優勢だったはずです。ただ、私自身はどちらかというと「ON連盟」支持者でしたので、Aシリーズではあまりよい思いをした記憶がありません。ちなみにONは、ビッグO(コットンコーデル)、リトルN(ビルノーマン)のことです(王・長嶋ではありません)。

これもご多分に漏れず、古いタイプはお尻がヒートンです。それにしてもこのスケールカラーのデザイン、今見ても秀逸です。

2016/01/29

Musky Jitterbug

「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4
「もっと広く!(文庫版 上)」、P3
「モンゴル大紀行(TBS 1986)」


「もっと遠く!」のはプラスチック製のイエロー。アムコ(両開き、品番不明)のトレイに収まらず、スケール(Lion製)やプライヤーと一緒に突っ込んであります。「もっと広く!」のもプラスチック製で、カラーはイエローコーチかと思い込んでいましたが、よく見るとパロット系です(ちょっとレアです)。また、「モンゴル大紀行」では、ウッドのイエローが登場してきます。きっと、マスキーやイトウ用だったのでは、と想像が膨らみます。

上の写真は、私のストックのうち主にウッドのもの。古い時代のものは塗装が丁寧で眼に迫力があります。プラスチックよりも重くて使いにくいので、むしろ観賞用のほうが多いです。

下の写真は、プラスチック製のマスキージッターバグ。こちらはよく使います。実釣用のは、フックを下向きにしたり、ダブルフックに付け替えたりしています。モールドの違いか製造後の変化か不明ですが、少し上反りのボディーをしたものが時々見付かります。何となく格好良いので、愛用しています。


一日中投げるには手首の負担が大きく骨が折れますが、まだ暗いうちや、一発大物狙いの時には、大爆発する可能性を秘めたルアーです。

2016/01/28

Diplomat 651

「オーパ!(文庫版)」、P91、119、138、46
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P10
「もっと広く!(文庫版 上)」、P188、191
「もっと広く!(文庫版 下)」、P191
「オーパ、オーパ!! カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P327
「生物としての静物(文庫版)」、P124、210
その他、「開高健展パンフ(1999)」、などなど



ABU社の国際コンテスト(1969)の時にすでにディプロマット651で釣ったとありますので、最初期からのお気に入りのロッドであったことは間違いありません。本当にたくさんの場面で登場してきます。5000番台との組み合わせだけではなく、アブマチック(290他)をセットしてのシーンも多数あります。2ピースでルアーレンジも広いので、未知の釣り場でもこの竿と662があれば多くの場面で対応できたのだと想像します。

2016/01/27

Diplomat 662

「オーパ!(文庫版)」、P142、210、211、218、227
「もっと遠く!(文庫版 下)」、P143、148、156、161、200、205
「もっと広く!(文庫版 上)」、P11、
「もっと広く!(文庫版 下)」、P215、232
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇(文庫版)」、P44
その他、映像各種でもたびたび



コンテストの賞品として、ABU社から開高さんにディプロマット662とアンバサダー6000番のセットが贈呈されました。その後、大きな魚を対象とした釣りの場面で頻繁に出てきます。

個人的には、テルヒンツァガーン湖でのパイク釣りのシーン(モンゴル大紀行)の印象が強く残っています。あんな風にダブルハンドのロッドを使いこなしてみたいと思いましたが、当時の私のまわりの釣り場では、ダブルハンドルが必要とされたのはライギョ釣りくらいでした。それでもどうしてもダブルハンドで投げてみたくて、スピードスティックの6-16HOBBやらスーパーストライカー(ストライクではなく)のFL-59を入手し、グリップを替えて釣りに出掛けていました。

開高さんの一連のディプロマットは、南北両 アメリカ大陸縦断旅行の帰路アルゼンチン(ブエノスアイレス)の空港で盗難に逢い、すべて蒸発してしまったそうです。その後は、「新素材の他社の竿を使っ てみようと思い立った」と「生物としての静物」に記されており、1980年以降はフェンウィックが登場する場面が圧倒的に増えることとなります。

2016/01/23

Hot Shot

「もっと遠く!(文庫版 下)」、P3
「Basser (No.151)」、P36


ルーハージェンセン社のダイビングプラグで各種サイズがあります。北米では人気のあるルアーらしいですが、日本ではあまり見掛けません。私自身のボックスにもいくつか入っていますが、いつ頃どうやって入手したのか、全く記憶がありません。

それにしても、テイルのスプリットリング、大きすぎますね。