「開高健 展(神奈川近代文学館 ’99)」、P57
「もっと遠く!(豪華版)」、P20
「もっと広く!(文庫版 上)」、P113、118、191
「もっと広く!(文庫版 下)」、P191
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P232
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(豪華版)」、P183、187
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇 コスタリカ篇(文庫版)」、P233
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇 コスタリカ篇(文庫版)」、P350
その他もろもろ
開高さんといえば、このリール。アンバサダーデラックス。5000CDLではなく、波型リム、黒ドラッグの5000 De Luxeです。最初の2台の入手の経緯は、開高健展パンフレット(神奈川近代文学館)に掲載されているABU本社への礼状の下書き(英文)に詳しく記されています。
これによると、1969年にスウェーデンを訪問した際に1台、翌年にも1台、計2台が記念品として開高さん(と秋元さん)に贈られたようです。釣り紀行では、南北両アメリカ大陸縦断記(「もっと遠く!」、「もっと広く!」)のころから1台が実釣用として活躍し始めます。オニキスの小型ダブルハンドルが装着された金のリールが燦然と輝く写真が、何枚も掲載されています。残念なことに、この1台はおそらく帰路の空港で盗難に遭い、惜しくも開高さんの手元からは離れていったと思われます。
したがって、その後や晩年の釣りによく登場してくる5000 De Luxe は、ABU社の純正パワーハンドル(軸間8cm、シルバー)が装着されていました。このことからも、アメリカ大陸縦断記の頃のものとは別の個体であることが想像できます。もっとも、開高さんは周りの人々にあれこれとすぐに贈呈してらしいので、他にもたくさんのデラックスがタックルボックスに入っていたとも考えられます。
こちらは、私自身が実働させている2台。5000 De Luxeはスプールの回転の良いものが多く、軽めのルアーでもよく飛びます。金の色合いも山吹色に近い濃い色合いで、メッキも重厚感があります。使っていてとても気持ちのよいリールです。
2016/04/18
2016/04/11
Rapala Sinking Magnum
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇 コスタリカ篇(文庫版)」、P255、369、377
コスタリカのでターポン釣りでは、使うルアーはラパラに決め打っていた様子がうかがえます。大物狙いなので、マグナムラパラ。金属リップのシンキングタイプで、カラーは開高さんの好きな赤・金。ただ、サイズは「中型」とありますので、11cmまたは13cmのタイプでしょう。
私がルアー釣りを始めた頃、このルアーは海での釣りに最適としてよく紹介されていました。釣れないスズキ釣りによく使いましたが、それなりによく沈むので、魚が釣れる前に海の藻屑にしてしまったこと度々です。写真のものは、唯一手元に残っていたもの。1800円の値札付き、当時のミニカタログ付きです。赤・金だったらなお良かったのですが。
コスタリカのでターポン釣りでは、使うルアーはラパラに決め打っていた様子がうかがえます。大物狙いなので、マグナムラパラ。金属リップのシンキングタイプで、カラーは開高さんの好きな赤・金。ただ、サイズは「中型」とありますので、11cmまたは13cmのタイプでしょう。
私がルアー釣りを始めた頃、このルアーは海での釣りに最適としてよく紹介されていました。釣れないスズキ釣りによく使いましたが、それなりによく沈むので、魚が釣れる前に海の藻屑にしてしまったこと度々です。写真のものは、唯一手元に残っていたもの。1800円の値札付き、当時のミニカタログ付きです。赤・金だったらなお良かったのですが。
2016/03/28
Stren
「もっと遠く!(文庫版 上」、P45
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P237
「生物としての静物」、P203、ほか
「フィッシュ・オン」の頃は、おそらく国産の号数表示の釣り糸が使われていたものと思われます。その後、「もっと遠く!」、「もっと広く!」の頃が過渡期で、タックルボックスには銀鱗3号の糸巻きが入っていたり(上巻、P5)、ルアー専用のストレーンのパッケージが写っていたり(上巻、P45)します。
その後は、黄色や青色の蛍光ライン(ストレーン)が専ら使われるようになります。特に、映像化されることを前提とした釣行では、視覚的な有効性もあってか、ゴールドのストレーン(今のHi-Vis Gold)が多用されるようになりました。
「オーパ、オーパ!!」で釣師の爪に挟まれているラインは、同じくストレーンのクリアブルーだと思われます。このラインは、朝陽や夕陽が射した時の色合いがとても美しく、私も愛用していました。残念ながら、現行品のクリアーブルーカラーは青紫の色合いが相当薄くなってしまい、とても残念に思っています。
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P237
「生物としての静物」、P203、ほか
「フィッシュ・オン」の頃は、おそらく国産の号数表示の釣り糸が使われていたものと思われます。その後、「もっと遠く!」、「もっと広く!」の頃が過渡期で、タックルボックスには銀鱗3号の糸巻きが入っていたり(上巻、P5)、ルアー専用のストレーンのパッケージが写っていたり(上巻、P45)します。
その後は、黄色や青色の蛍光ライン(ストレーン)が専ら使われるようになります。特に、映像化されることを前提とした釣行では、視覚的な有効性もあってか、ゴールドのストレーン(今のHi-Vis Gold)が多用されるようになりました。
「オーパ、オーパ!!」で釣師の爪に挟まれているラインは、同じくストレーンのクリアブルーだと思われます。このラインは、朝陽や夕陽が射した時の色合いがとても美しく、私も愛用していました。残念ながら、現行品のクリアーブルーカラーは青紫の色合いが相当薄くなってしまい、とても残念に思っています。
2016/03/24
Black Fury
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇 コスタリカ篇(文庫版)」、P236
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P52、61
これも、日本では比較的よく知られたスピナーです。メップス社のブラック・ヒューリー。渓流の流れる山林に棲む小さな昆虫類の色を模したスピナーとされています。国内に輸入されていた数が圧倒的に多かったためか、ブラック・ヒューリーといえばこの黄色いドット模様のものを思い起こす釣り人が多いのではないでしょうか。
「オーパ・オーパ!!」の写真ですが、暴れたサケの鰓が赤く写っているようにも見えます。本文には「メップス」の文字は頻出してきますが、具体的なモデル名までは記載されていません。普通は、同社の代表作である「アグリア」が思い浮かびますので、余計に見逃してしまいそうです。ただ、「太陽」の写真を併せて見比べてみますと、このサケの頭付近に写っているのが「ブラック・ヒューリー」であることに納得がいくと思います。カラーは、蛍光赤のドット模様。#4くらいのサイズになると、点々の数も増えてくるので、魚の鰓耙にそっくりです。
現行品のカラーラインアップを確認してみると、「オーパ・オーパ!!」掲載の蛍光赤もまだ製造されているようです。黄色に次いで並べてあるので、継続的に人気のあるカラーなのでしょう。流石、開高さんの見立てたカラーです。
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P52、61
これも、日本では比較的よく知られたスピナーです。メップス社のブラック・ヒューリー。渓流の流れる山林に棲む小さな昆虫類の色を模したスピナーとされています。国内に輸入されていた数が圧倒的に多かったためか、ブラック・ヒューリーといえばこの黄色いドット模様のものを思い起こす釣り人が多いのではないでしょうか。
「オーパ・オーパ!!」の写真ですが、暴れたサケの鰓が赤く写っているようにも見えます。本文には「メップス」の文字は頻出してきますが、具体的なモデル名までは記載されていません。普通は、同社の代表作である「アグリア」が思い浮かびますので、余計に見逃してしまいそうです。ただ、「太陽」の写真を併せて見比べてみますと、このサケの頭付近に写っているのが「ブラック・ヒューリー」であることに納得がいくと思います。カラーは、蛍光赤のドット模様。#4くらいのサイズになると、点々の数も増えてくるので、魚の鰓耙にそっくりです。
現行品のカラーラインアップを確認してみると、「オーパ・オーパ!!」掲載の蛍光赤もまだ製造されているようです。黄色に次いで並べてあるので、継続的に人気のあるカラーなのでしょう。流石、開高さんの見立てたカラーです。
2016/03/23
Mepps Aglia #4 & #5
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇 コスタリカ篇(文庫版)」、P27、39、223、224、227、234、235、236、239、240、242、その他多数
開高さんはスピナーを愛用していましたが、中でも一番のお気に入りが、このメップス社の「アグリア」でした。特に#4と#5は本当によく登場してきます。ご自身でも自信のあるルアーだったのでしょう。
日本では、大型のスピナーを使いこなす釣り人はほとんど見掛けません。メップスでいう#2以下のサイズのものは渓流や管理釣り場でもよく使われていますが、#4や#5といったサイズを投げている人はついぞ見たことがありません。アピール力がある半面、スレやすい日本の釣り場ではすぐに魚に見破られてしまうのでしょう。
私は、一時期、海で使ってみたことがあります。ハマチやシイラなどが、群れで競い合って奪い合いに興じてくれたこともあります。ただ、やはり金属製のルアーは海釣りでは錆の問題があり、特にフックがすぐに駄目になってくるのが難点でした。
開高さんはスピナーを愛用していましたが、中でも一番のお気に入りが、このメップス社の「アグリア」でした。特に#4と#5は本当によく登場してきます。ご自身でも自信のあるルアーだったのでしょう。
日本では、大型のスピナーを使いこなす釣り人はほとんど見掛けません。メップスでいう#2以下のサイズのものは渓流や管理釣り場でもよく使われていますが、#4や#5といったサイズを投げている人はついぞ見たことがありません。アピール力がある半面、スレやすい日本の釣り場ではすぐに魚に見破られてしまうのでしょう。
私は、一時期、海で使ってみたことがあります。ハマチやシイラなどが、群れで競い合って奪い合いに興じてくれたこともあります。ただ、やはり金属製のルアーは海釣りでは錆の問題があり、特にフックがすぐに駄目になってくるのが難点でした。
2016/03/20
Sassy Shad
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P321、327、330、332、ほか
「オーパ、オーパ!!」では、ミスターツイスター社のルアーが頻出してきます。特に、ウォール・アイ(ウォーライ)釣りの際には、友人のボブ・ジョーンズさんご推薦の同社製サッシー・シャッドが「百発百中」だったとあります。
開高さんの記述では、サッシー・シャッド=ジグスピナーというようにも読み取れますが、実際にはサッシー・シャッドは小魚の部分(軟質プラスチックのルアー)を指します。何種類か販売されていたジグヘッドとのセットで使ったり、開高さんのようにジグスピナーとして使ったり、様々な使い道が推奨されていました。また、私が子供の頃は、ソーシー・シャッドとも紹介されていることも多く、雑誌にもよく取り上げられていました。
当時のモノがいくつか残っているだろうとボックスを探してみたのですが、出てきたのは同社のミスターミノー。サッシー・シャッドの売れ行きに気を良くして、よりリアルな造りのものを開発したのではないかと想像しますが、こちらのほうはあまり人気はなかったようです。
「オーパ、オーパ!!」では、ミスターツイスター社のルアーが頻出してきます。特に、ウォール・アイ(ウォーライ)釣りの際には、友人のボブ・ジョーンズさんご推薦の同社製サッシー・シャッドが「百発百中」だったとあります。
開高さんの記述では、サッシー・シャッド=ジグスピナーというようにも読み取れますが、実際にはサッシー・シャッドは小魚の部分(軟質プラスチックのルアー)を指します。何種類か販売されていたジグヘッドとのセットで使ったり、開高さんのようにジグスピナーとして使ったり、様々な使い道が推奨されていました。また、私が子供の頃は、ソーシー・シャッドとも紹介されていることも多く、雑誌にもよく取り上げられていました。
当時のモノがいくつか残っているだろうとボックスを探してみたのですが、出てきたのは同社のミスターミノー。サッシー・シャッドの売れ行きに気を良くして、よりリアルな造りのものを開発したのではないかと想像しますが、こちらのほうはあまり人気はなかったようです。
2016/03/14
HMG
「生物としての静物(文庫版)」、P210
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇 コスタリカ篇(文庫版)」、P233、234、235、236、240
そこでフェンウィック社の、バス用の、ワンピースの、グラファイト竿を一本買い、リールは昔のままのアブのアンバサダー5000番Cという組み合わせにして、アラスカへキング・サーモンを釣りに出掛けた。
アルゼンチンの空港でほぼすべてのタックルを盗まれた開高さんは、意を決してロッドメーカーの宗旨替えをします。以降、ABU社のロッドはほとんど登場しなくなり、フェンウィックが幅を利かせていくことになります。
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇」でたくさんのサーモンを釣り上げているロッドが、フェンウィックのHMG(グラファイトロッド)です。グリップスタイルから、日本からの特注品(ジャパンスペシャル)かもしれません。以前から品番が気になって気になって仕方がなく、写真を何度もルーペで拡大してみたりしていたのですが、ついぞ長さや品番は読めず仕舞いでした。5パワーの6フィートということは類推できていたのですが。
その後、いろいろな開高さん関連の展示会を訪れるたびに注意を払っていたところ、やっと「HMG GFC-605」と判明。スペックからしても、メップスの#4や#5あたりにはドンピシャといったところでしょう。
初期のHMGは程度のよいものが世の中にあまり残っておらず、また、ロッドのロゴやスペック表示もすぐに消えてしまいます。私も同じ竿が欲しくていろいろと探しまわり、今は何とか同じHMGの605を2本ばかりストックしています(ただし、私のものは後期仕様のHFC-605ですのでブランクが少し異なります)。いつの日か、アラスカを訪れる機会があれば持っていこうかとたくらんでいます。
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇 コスタリカ篇(文庫版)」、P233、234、235、236、240
そこでフェンウィック社の、バス用の、ワンピースの、グラファイト竿を一本買い、リールは昔のままのアブのアンバサダー5000番Cという組み合わせにして、アラスカへキング・サーモンを釣りに出掛けた。
「オーパ、オーパ!! アラスカ至上篇」でたくさんのサーモンを釣り上げているロッドが、フェンウィックのHMG(グラファイトロッド)です。グリップスタイルから、日本からの特注品(ジャパンスペシャル)かもしれません。以前から品番が気になって気になって仕方がなく、写真を何度もルーペで拡大してみたりしていたのですが、ついぞ長さや品番は読めず仕舞いでした。5パワーの6フィートということは類推できていたのですが。
その後、いろいろな開高さん関連の展示会を訪れるたびに注意を払っていたところ、やっと「HMG GFC-605」と判明。スペックからしても、メップスの#4や#5あたりにはドンピシャといったところでしょう。
初期のHMGは程度のよいものが世の中にあまり残っておらず、また、ロッドのロゴやスペック表示もすぐに消えてしまいます。私も同じ竿が欲しくていろいろと探しまわり、今は何とか同じHMGの605を2本ばかりストックしています(ただし、私のものは後期仕様のHFC-605ですのでブランクが少し異なります)。いつの日か、アラスカを訪れる機会があれば持っていこうかとたくらんでいます。
2016/02/28
Line label
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇 スリランカ篇(文庫版)」、表紙
「生物としての静物(文庫版)」、P211
ABU7000の左サイドプレートに、ストレーンのラインラベルが貼ってあります(上の写真)。ラインの太さや強度の忘備メモとして、当時のラインにはこんな素敵なシールが付いているものがありました。下の画像は、シルバースレッドのもの。国産のソラロームにも、同じようなものが付いていたように思います。
「生物としての静物」の挿絵として描かれている開高さんの5000C(後期角型リム仕様)は、釣りのシーンでもたびたび出てきますが、手描きで5号(たぶん)と書いた自作のラインラベルが貼ってあります。それっぽくて味がありますし、そのままイラストになっているのも洒落ています。
ラインラベル、仲間内では、リールの外側にこれ見よがしに貼るもの、スプールの外側など見えないところに貼る主義のもの、どんな釣りでも同じラインしか使わないので必要なしという無頼派のもの、様々でした。私は、小傷を隠すためにリールのサイドに貼るか、またはフット裏によく貼り付けていました。今でも、シールにライン強度を書き込み、貼り付ける習慣です。
「生物としての静物(文庫版)」、P211
ABU7000の左サイドプレートに、ストレーンのラインラベルが貼ってあります(上の写真)。ラインの太さや強度の忘備メモとして、当時のラインにはこんな素敵なシールが付いているものがありました。下の画像は、シルバースレッドのもの。国産のソラロームにも、同じようなものが付いていたように思います。
「生物としての静物」の挿絵として描かれている開高さんの5000C(後期角型リム仕様)は、釣りのシーンでもたびたび出てきますが、手描きで5号(たぶん)と書いた自作のラインラベルが貼ってあります。それっぽくて味がありますし、そのままイラストになっているのも洒落ています。
ラインラベル、仲間内では、リールの外側にこれ見よがしに貼るもの、スプールの外側など見えないところに貼る主義のもの、どんな釣りでも同じラインしか使わないので必要なしという無頼派のもの、様々でした。私は、小傷を隠すためにリールのサイドに貼るか、またはフット裏によく貼り付けていました。今でも、シールにライン強度を書き込み、貼り付ける習慣です。
2016/02/20
2016/02/19
Bite
「私の釣魚大全(文庫版)」、P258
「オーパ!(文庫版)」、P87、119、126、
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4
「もっと広く!(文庫版 上)」、P117、191、202、205
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇 スリランカ篇(文庫版)」、P111
その他、もろもろ、あちこち
たのまれて私はそれらのルアーに名をつけてあげたが、なかなかいい出来で、ことに「バイト(あたり)」とつけたのは、ある年、ある湖で、ヒメとニジが入れ食いに近い連続ヒットぶりを見せた。
忠さんの「バイト」。さすがに開高さんが名付けたルアーだけあって、いろいろなところに登場してきます。「つねにたっぷりと用意」すべきルアーとも評価されているので、遠征ともなると何ダースも調達されていたのでしょう。中でも13gが、開高さんが最も愛用したサイズだったそうです。
忠さんの会社(セントラルフィッシング)で販売が始まり、一時期はシマノ社が取り扱っていました。今でも、アートフィッシング社が様々なカラー、ウェイトバリエーションをラインアップしています。バイトや他のスプーンが制作された経緯などは、同社の「SPOON」というカタログに詳しく紹介されています。古いものは塗料で目玉が描かれていたりしましたが、残念ながら最近のモノにはありません。
ピラーニャの剥製にバイトを銜えさせてみると、まさに「オーパ!」のワンシーンのようです。これは、「太陽(平凡社)」の写真(P58)にちなんで拵えました。ちなみに、開高さんの書斎に飾ってあるピラーニャの剥製は、顔が右向きですね。魚類学的には左向きが正解なのですが・・・。
「オーパ!(文庫版)」、P87、119、126、
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4
「もっと広く!(文庫版 上)」、P117、191、202、205
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇 スリランカ篇(文庫版)」、P111
その他、もろもろ、あちこち
たのまれて私はそれらのルアーに名をつけてあげたが、なかなかいい出来で、ことに「バイト(あたり)」とつけたのは、ある年、ある湖で、ヒメとニジが入れ食いに近い連続ヒットぶりを見せた。
忠さんの「バイト」。さすがに開高さんが名付けたルアーだけあって、いろいろなところに登場してきます。「つねにたっぷりと用意」すべきルアーとも評価されているので、遠征ともなると何ダースも調達されていたのでしょう。中でも13gが、開高さんが最も愛用したサイズだったそうです。
忠さんの会社(セントラルフィッシング)で販売が始まり、一時期はシマノ社が取り扱っていました。今でも、アートフィッシング社が様々なカラー、ウェイトバリエーションをラインアップしています。バイトや他のスプーンが制作された経緯などは、同社の「SPOON」というカタログに詳しく紹介されています。古いものは塗料で目玉が描かれていたりしましたが、残念ながら最近のモノにはありません。
ピラーニャの剥製にバイトを銜えさせてみると、まさに「オーパ!」のワンシーンのようです。これは、「太陽(平凡社)」の写真(P58)にちなんで拵えました。ちなみに、開高さんの書斎に飾ってあるピラーニャの剥製は、顔が右向きですね。魚類学的には左向きが正解なのですが・・・。
2016/02/11
Orange Boy
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇(文庫版)」、P139
「生物としての静物」、P129~137
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P109
その他もろもろ
「時刻は現代人の強迫観念の幻影に過ぎない」 開高健
開高さんの著作物には、時計の話はあまり出てきません。「生物としての静物-超薄型の、蓋付の、懐中時計はいいもんだ」には、芥川賞 の記念品のロンジン(LONGINES)の話や、セイコーの自動巻・カレンダー付の腕時計の話が登場しますが、特に釣りの時には腕時計を身に付ける習慣があまりなかったようです。
ただ、晩年の釣行記の際には、セイコー社のダイバーズウォッチがチラリ、チラリと見え隠れします。「オーパ、オーパ!!」のチョロート河でのイトウ釣りでは、釣り上げた魚を高く掲げたその左手に、オレンジ色の文字盤のセイコーダイバーズが装着されています。
この腕時計は、その後、盟友のボブ・ジョーンズ(ロバート・ジョーンズ)さんに進呈されたようです。「これをはめたまえ! 大人の腕時計だ」と。ボブさんご自身の寄稿により、「太陽」に掲載されています。
セイコーダイバーズの中でも、このオレンジ色の文字盤のものはひと際目立ちますね。文字盤の色により、「ブラックボーイ」、「ネイビーボーイ」、そして「オレンジボーイ」の愛称がついています。1980年代には、当時の若者(ヤングと呼ばれていました)を中心にとても人気が出たシリーズです。大人の腕時計・・・私も、釣りに行く時には時々同行させています。
「生物としての静物」、P129~137
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P109
その他もろもろ
「時刻は現代人の強迫観念の幻影に過ぎない」 開高健
開高さんの著作物には、時計の話はあまり出てきません。「生物としての静物-超薄型の、蓋付の、懐中時計はいいもんだ」には、芥川賞 の記念品のロンジン(LONGINES)の話や、セイコーの自動巻・カレンダー付の腕時計の話が登場しますが、特に釣りの時には腕時計を身に付ける習慣があまりなかったようです。
ただ、晩年の釣行記の際には、セイコー社のダイバーズウォッチがチラリ、チラリと見え隠れします。「オーパ、オーパ!!」のチョロート河でのイトウ釣りでは、釣り上げた魚を高く掲げたその左手に、オレンジ色の文字盤のセイコーダイバーズが装着されています。
この腕時計は、その後、盟友のボブ・ジョーンズ(ロバート・ジョーンズ)さんに進呈されたようです。「これをはめたまえ! 大人の腕時計だ」と。ボブさんご自身の寄稿により、「太陽」に掲載されています。
セイコーダイバーズの中でも、このオレンジ色の文字盤のものはひと際目立ちますね。文字盤の色により、「ブラックボーイ」、「ネイビーボーイ」、そして「オレンジボーイ」の愛称がついています。1980年代には、当時の若者(ヤングと呼ばれていました)を中心にとても人気が出たシリーズです。大人の腕時計・・・私も、釣りに行く時には時々同行させています。
2016/01/30
Model A
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P3 イエローバック・シルバースケール
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4-5 シルバーシャッド、ホットタイガー
「もっと広く!(文庫版 上)」、P3 バイオレットバック・シルバースケール
「もっと広く!(文庫版 上)」、P205 オレンジコーチドッグ
南北両アメリカ大陸縦断の旅ではモデルAシリーズが活躍したようで、タックルボックスの中にたくさん入っているのを見ることができます。また、「オーパ、オーパ!!(コスタリカ篇)」でもロバロ(スヌーク)やグァポテを釣る場面で登場してきます。日本ではAシリーズ(モデルA、モデルAディープ)の各サイズがポピュラーで、廣済堂出版「ベストバッシング」の表紙にも掲載されていました。アメリカでは、サイズの大きい「ストライパーA」も販売されていたようです(上の紫のはストライパーAです)。
ミディアムランナータイプはリップがハート型で、この形状が障害物回避に一役買うという評判でした。愛好者は多く、当時のアルファベット戦争では「A」陣営はかなりの優勢だったはずです。ただ、私自身はどちらかというと「ON連盟」支持者でしたので、Aシリーズではあまりよい思いをした記憶がありません。ちなみにONは、ビッグO(コットンコーデル)、リトルN(ビルノーマン)のことです(王・長嶋ではありません)。
これもご多分に漏れず、古いタイプはお尻がヒートンです。それにしてもこのスケールカラーのデザイン、今見ても秀逸です。
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P4-5 シルバーシャッド、ホットタイガー
「もっと広く!(文庫版 上)」、P3 バイオレットバック・シルバースケール
南北両アメリカ大陸縦断の旅ではモデルAシリーズが活躍したようで、タックルボックスの中にたくさん入っているのを見ることができます。また、「オーパ、オーパ!!(コスタリカ篇)」でもロバロ(スヌーク)やグァポテを釣る場面で登場してきます。日本ではAシリーズ(モデルA、モデルAディープ)の各サイズがポピュラーで、廣済堂出版「ベストバッシング」の表紙にも掲載されていました。アメリカでは、サイズの大きい「ストライパーA」も販売されていたようです(上の紫のはストライパーAです)。
ミディアムランナータイプはリップがハート型で、この形状が障害物回避に一役買うという評判でした。愛好者は多く、当時のアルファベット戦争では「A」陣営はかなりの優勢だったはずです。ただ、私自身はどちらかというと「ON連盟」支持者でしたので、Aシリーズではあまりよい思いをした記憶がありません。ちなみにONは、ビッグO(コットンコーデル)、リトルN(ビルノーマン)のことです(王・長嶋ではありません)。
これもご多分に漏れず、古いタイプはお尻がヒートンです。それにしてもこのスケールカラーのデザイン、今見ても秀逸です。
2016/01/28
Diplomat 651
「オーパ!(文庫版)」、P91、119、138、46
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P10
「もっと広く!(文庫版 上)」、P188、191
「もっと広く!(文庫版 下)」、P191
「オーパ、オーパ!! カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P327
「生物としての静物(文庫版)」、P124、210
その他、「開高健展パンフ(1999)」、などなど
「もっと遠く!(文庫版 上)」、P10
「もっと広く!(文庫版 上)」、P188、191
「もっと広く!(文庫版 下)」、P191
「オーパ、オーパ!! カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P327
「生物としての静物(文庫版)」、P124、210
その他、「開高健展パンフ(1999)」、などなど
ABU社の国際コンテスト(1969)の時にすでにディプロマット651で釣ったとありますので、最初期からのお気に入りのロッドであったことは間違いありません。本当にたくさんの場面で登場してきます。5000番台との組み合わせだけではなく、アブマチック(290他)をセットしてのシーンも多数あります。2ピースでルアーレンジも広いので、未知の釣り場でもこの竿と662があれば多くの場面で対応できたのだと想像します。
2016/01/27
Diplomat 662
「オーパ!(文庫版)」、P142、210、211、218、227
「もっと遠く!(文庫版 下)」、P143、148、156、161、200、205
「もっと広く!(文庫版 上)」、P11、
「もっと広く!(文庫版 下)」、P215、232
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇(文庫版)」、P44
その他、映像各種でもたびたび
コンテストの賞品として、ABU社から開高さんにディプロマット662とアンバサダー6000番のセットが贈呈されました。その後、大きな魚を対象とした釣りの場面で頻繁に出てきます。
個人的には、テルヒンツァガーン湖でのパイク釣りのシーン(モンゴル大紀行)の印象が強く残っています。あんな風にダブルハンドのロッドを使いこなしてみたいと思いましたが、当時の私のまわりの釣り場では、ダブルハンドルが必要とされたのはライギョ釣りくらいでした。それでもどうしてもダブルハンドで投げてみたくて、スピードスティックの6-16HOBBやらスーパーストライカー(ストライクではなく)のFL-59を入手し、グリップを替えて釣りに出掛けていました。
「もっと遠く!(文庫版 下)」、P143、148、156、161、200、205
「もっと広く!(文庫版 上)」、P11、
「もっと広く!(文庫版 下)」、P215、232
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇(文庫版)」、P44
その他、映像各種でもたびたび
コンテストの賞品として、ABU社から開高さんにディプロマット662とアンバサダー6000番のセットが贈呈されました。その後、大きな魚を対象とした釣りの場面で頻繁に出てきます。
個人的には、テルヒンツァガーン湖でのパイク釣りのシーン(モンゴル大紀行)の印象が強く残っています。あんな風にダブルハンドのロッドを使いこなしてみたいと思いましたが、当時の私のまわりの釣り場では、ダブルハンドルが必要とされたのはライギョ釣りくらいでした。それでもどうしてもダブルハンドで投げてみたくて、スピードスティックの6-16HOBBやらスーパーストライカー(ストライクではなく)のFL-59を入手し、グリップを替えて釣りに出掛けていました。
開高さんの一連のディプロマットは、南北両
アメリカ大陸縦断旅行の帰路アルゼンチン(ブエノスアイレス)の空港で盗難に逢い、すべて蒸発してしまったそうです。その後は、「新素材の他社の竿を使っ
てみようと思い立った」と「生物としての静物」に記されており、1980年以降はフェンウィックが登場する場面が圧倒的に増えることとなります。
2016/01/25
Bang-O Spinner
「オーパ、オーパ!! カリフォルニア・カナダ篇 扁舟にて(豪華版)」、P174
池原ダムでの釣り。「トップ・ウォーター・プラグとバス」 とのキャプションで紹介されているのが、バグリーの「バンゴースピナー」。おそらく4インチのBSカラーです。ただ、本文には、「レッズというワーム一本槍で攻めた」とあるので、もしかすると、同行の浜松さん、または力丸さんの釣果かも知れません。
上の写真の手前のものは、同じカラー(BS)の5インチサイズです。スピナーテールバンゴーという呼び方もあるようですが、私が購入した頃はバンゴースピナーだったような気がします。
バンゴースピナーは、私も池原ダムやその他の紀伊山地のリザーバー、琵琶湖などでよく使いました。初めて手に入れたのは1980年代中頃で、確かミナミの「フィッシングサロン心斎橋」だったと思います。一階奥のガラスケースの上に、箱ごとたくさんのカラーが並べてありました。ホイル張りのタイガーカラー(F6G)を選んだのですが、しばらくして、友人のものとはテールの構造が違うのに気付いて驚きました。売れ残りを選んでしまったようで、真鍮製ワイヤーにボス付きのペラが付いた凝った造りになっていました。釣り場で二度びっくり。こちらのほうが圧倒的に釣れました。ホイルもアワビのような光沢で、特にクリアな水域では魚が湧いて出てきました。
ご多分に漏れず、このルアーもオールド品のほうが表情が豊かです。鼻先がシャープで、眼が手描きっぽくなっています。
とても魅力的なカラーのF6G。5インチサイズも探し続けていますが、ついぞ見付かりません。まあ、他のカラーでも十分によく釣れるのですが・・・。
池原ダムでの釣り。「トップ・ウォーター・プラグとバス」 とのキャプションで紹介されているのが、バグリーの「バンゴースピナー」。おそらく4インチのBSカラーです。ただ、本文には、「レッズというワーム一本槍で攻めた」とあるので、もしかすると、同行の浜松さん、または力丸さんの釣果かも知れません。
上の写真の手前のものは、同じカラー(BS)の5インチサイズです。スピナーテールバンゴーという呼び方もあるようですが、私が購入した頃はバンゴースピナーだったような気がします。
バンゴースピナーは、私も池原ダムやその他の紀伊山地のリザーバー、琵琶湖などでよく使いました。初めて手に入れたのは1980年代中頃で、確かミナミの「フィッシングサロン心斎橋」だったと思います。一階奥のガラスケースの上に、箱ごとたくさんのカラーが並べてありました。ホイル張りのタイガーカラー(F6G)を選んだのですが、しばらくして、友人のものとはテールの構造が違うのに気付いて驚きました。売れ残りを選んでしまったようで、真鍮製ワイヤーにボス付きのペラが付いた凝った造りになっていました。釣り場で二度びっくり。こちらのほうが圧倒的に釣れました。ホイルもアワビのような光沢で、特にクリアな水域では魚が湧いて出てきました。
ご多分に漏れず、このルアーもオールド品のほうが表情が豊かです。鼻先がシャープで、眼が手描きっぽくなっています。
とても魅力的なカラーのF6G。5インチサイズも探し続けていますが、ついぞ見付かりません。まあ、他のカラーでも十分によく釣れるのですが・・・。
2016/01/22
Fishing Hat
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P218、219、222、317
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P32、ほか
「生物としての静物(開高流アウトドア、砂糖キビの帽子)」に詳しく書かれていますが、釣り紀行や遠征時に撮影される膨大な数の写真整理の際の便宜を考え、州や国が変わるたびに帽子を取り替えて被ったそうです。
そのうち、カリフォルニア州でのストライパー、ブラックバス釣りの時の帽子には、足と掌のパッチ(ワッペン、アップリケ)が縫い付けられています。お嬢さん(故・開高道子さん)が縫ってくれたものとのことです。
私も帽子は大好きで、部屋中に何個となく転がっています。もう十数年以上のこととなりますが、とある手芸店でたまたま同じワッペンを見付け、これまた似たような帽子を入手し、自分で手縫いしてみました。開高さんゆかりのリールやルアーと一緒に並べてあります。
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P32、ほか
「生物としての静物(開高流アウトドア、砂糖キビの帽子)」に詳しく書かれていますが、釣り紀行や遠征時に撮影される膨大な数の写真整理の際の便宜を考え、州や国が変わるたびに帽子を取り替えて被ったそうです。
そのうち、カリフォルニア州でのストライパー、ブラックバス釣りの時の帽子には、足と掌のパッチ(ワッペン、アップリケ)が縫い付けられています。お嬢さん(故・開高道子さん)が縫ってくれたものとのことです。
私も帽子は大好きで、部屋中に何個となく転がっています。もう十数年以上のこととなりますが、とある手芸店でたまたま同じワッペンを見付け、これまた似たような帽子を入手し、自分で手縫いしてみました。開高さんゆかりのリールやルアーと一緒に並べてあります。
2016/01/20
Tadpolly
「オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇 スリランカ篇(文庫版)」、P13、37、45ほか
機会があればイトウ釣りに・・・と思ってタドポリーもたくさんストックしていますが、ずっとタックルボックスの肥料状態です。
「私の得意なルアー (P45)」として紹介されているヘドン社のタドポリー。「モンゴル大紀行」にも登場し、パイクが立て続けに襲いかかっているのは上のFRBカラーです(サイズはおそらく #9006のマグナムタドポリー)。
1987年の再釣行前には、新宿「山水(サンスイ)」に依頼してマグナムサイズをアメリカから取り寄せたとの記述があります。その後、タドポリーに地リスの毛皮を被せたものが巨大なイトウを誘い出すことになります。「オーパ、オーパ!!」だけではなく、各種雑誌などでもよく紹介されているのでご存知の方も多いと思います。
で、そのルアーのカラーですが、リスの毛皮でルアー本体がほとんど見えません。ただ、タドポリーのリップに目玉のようなぼかしがあるのがわかります(最初期のタドポリーには、この部分に目玉そのものが描いてあるものもありました)。プラスチック製のタドポリーでリップに「ぼかし」が吹かれていたのは数種類だけです。 ということで、推定ですが、このカラーだと思われます。
カラーコードは「NFL」、アメリカでは「Bloody Mary」とも呼ばれているようです。
機会があればイトウ釣りに・・・と思ってタドポリーもたくさんストックしていますが、ずっとタックルボックスの肥料状態です。
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