2016/04/16

Kast Master

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P86
「フィッシュ・オン(豪華版)」、目次ページ


「フィッシュ・オン」でルアーの形状や名前の奇妙さを説明したくだりがあり、その中に「絶頂」というのが紹介されています。これは、アクメ社(ACME Tackle Co.)のカストマスター(Kast Master)のことではないかと思っています。同書豪華版の目次ページにも登場してきますので。

ネギかゴボウを適当に切ったような形をしたこのメタルジグは、実はテイル側が重くなるように設計されています。バーティカルに操作する「ジグ」というよりも、水平に曳いた時にお尻を上手に振る「スプーン」ですね。極小サイズから海でのロングキャスティング用まで幅広いラインナップが用意されており、どんな場面でも活躍する万能ルアーです。

私が初めてルアーでスズキを釣った時に使っていたのは、シルバーのカストマスターでした。他にも、マス類、ケタバス(ハス)、バス、ブルーギル、海の小魚もろもろ、と思い出せないくらいの魚種を釣り上げています。ラインが撚れやすいのと、沈みがよいので底に引っ掛かって紛失しやすいのが難点と言えば難点ですが、それこそ「馬に食わせるほど」の量をストックしておいても損はないルアーです。

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