2016/03/13

Meadow Mouse

「オーパ!(文庫版)」、P22、107、127、267
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P61
プラスチックのネズミを投げると30秒後に一匹釣れた。


「オーパ!」にはこのネズミがたびたび登場します。「30秒後に一匹釣れた」との表現は、キャスト後に30秒間ノーアクションで放置しておいても釣れたという意味なのか、それともルアー交換後にすぐ釣れたという意味なのか。いずれにしても、当時のアマゾン河の魚の密度は相当に濃かったのでしょう。

ヘドンルアーの歴史の中でもかなり古くから製造されているルアーですが、私がルアー釣りを始めた時期には近所の釣具店にはこのルアーが置いてありませんでした。ただ、オリムピックのカタログやヘドンの「ミニカタログ」には艶めかしいネズミのボディーが掲載されており、欲しくて欲しくて仕方がないルアーのひとつでした。


その後、無事にいくつか入手できたのですが、ファーフィニッシュという仕上げの脆さもあり、実釣用として使ったものはなかなかよい状態を維持できません。仕方なしに、何個も何個も調達し続けることになります。 ・・・今も相当数、ストックしています。

さて、このルアー。リップを強引に垂直近くにまで曲げてみると、表面に大きな波動を残しながら悶えるトップウォータープラグに変身します。低活性時にも活躍する素晴らしいルアーです。

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