2016/03/15

Boron-X

「生物としての静物(文庫版)」、P203
「オーパ、オーパ!! カリフォルニア・カナダ篇 扁舟にて(豪華版)」、P183、186、187
「BSプレミアム 釣って、食べて、生きた!作家開高健の世界(2)」
リールはアブのアンバサダー、竿はフェンウィックのボロンの555、糸はデュポンのストレン、鉤はマスタッド・・・・・・仮りにあげればそういうぐあいに武装怠りなく出動していくのであるが、


フェンウィックの頑強さに惚れ込んだ開高さんは、その後、ボロンXやサーモン用の長竿なども次々に揃えていったようです。当時の高級ロッドの代表として、ボロンXが紹介されていますし(「生物としての静物」)、琵琶湖やバンクーバー島のバス釣り(「オーパ、オーパ!!」や「BSプレミアム」)では実際に使っているシーンが収められています。

開高さんが手にした可能性のある具体的な品番は、活字として紹介されているXC-555、その他の候補としては軽量ルアー用のXC-554やXC-632でしょうか。著作物の写真から品番を判別するのはなかなか難しく、現物を見る機会がない限りは想像の域を出ませんが。

さて、HMGと同じく、品番やロゴの塗装が消えやすく、コンディションの良いボロンXを探すのは年々困難になってきています。それならば、ブランクのXCAシリーズなんかをと思ってこちらのほうも探してはいますが、滅多なことでは出てきません。きっとどこかの街角のショップの倉庫には眠っていると思うのですが。

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