2016/04/01

Rebel Minnow

 「太陽(No.422 特集 開高健)」、P61 


アドベンチャラーのタックルボックス(No.748)に、レインボートラウトのプリントカラーのミノーが写っています。残念ながら顔の部分が隠れてしまっており、判別するのがとても困難です。

手持ちのレインボートラウトカラーを見比べてみましたところ、上の写真の2種が最終選考に残りました。精査の結果、どうやらレーベルミノーであろうと推察されます。ボディーシェイプもよく似ています。ちなみに写真上は、コットンコーデルのレッドフィン。こちらのほうが、ちょっとふくよかなボディーです。

2016/03/31

Bandana

「サライ(2005年9号)」、P42、ほか


昔から、アウトドアの雑誌や本にはバンダナの多様な使い道が紹介されていました。私がルアーフィッシングに馴染み始めたころの入門書にも、バンダナの活用方法がページを割いて書かれていることが多く、当時のルアー釣師は結構な割合で首にバンダナを巻いていました。今なら気恥ずかしいくらいですが。

開高さんも、見事な「バンダナ使い」ですね。アマゾンでの赤、ターポンフィッシングでの緑、イトウ釣りでの黄色や紺色、場所場所で数多くのバンダナが登場してきます。

「開高健記念館」の書斎には、これら愛用のバンダナがきちんと折りたたまれた状態で積み重ねて保管されています(サライ、P42)。それこそ、膨大な枚数のバンダナを所有し、また現地でも入手して使っておられたのでしょう。

さて、どこかの展示会で確認したのですが、開高さん愛用のバンダナのうちのひとつは、上のTNFのデザインのものでした。今のところ、他のはメーカー等を特定できていないのが残念です。

2016/03/30

Magnum Tiger GR

「もっと広く!(文庫版 上)」、P191、238、244 
土堤の上から私がヘドンのタイガーの緑、黒、赤のマグナム・サイズをキャストした。これはこれまでに何度もいい仕事をしてくれたルアーで、ひりひりピリピリと体をふるわせつつ泳ぐのである。ひょっとしたらあの不朽の名作ラパラをしのぐかもしれない勤勉さがある。


 開高さんがベタ褒めしているヘドンマグナムタイガー(#1030)のGRカラー。通称、スイカカラーとも呼ばれ、日本では人気があるカラーです。バジャラの猛攻で傷だらけになった写真が紹介されています。

実はタイガーのGRカラーにもいくつかバリエーションがあります。上の写真のものはリップにも塗装が施されていますのに対し、「もっと広く!」のものはリップが透明です。しかも、リップよりも前側(口にあたる部分)にも赤(オレンジ)が塗装してある珍しいものです。GRAカラーも同様ですが、リップよりが色付けされているものはクリアリップのタイプがほとんどです。通常、製造年代が経過するにつれて塗装方法簡略化されていくので、おそらく前側にも塗装が吹いてあるもののほうが古いものだと考えられます。

気を付けて探してみてはいるのですが、透明リップ+前側も赤のマグナムタイガーはほとんど見掛けません。是非とも入手して、傷だらけになるまで使ってみたいと思っているのですが・・・。

2016/03/29

Tiger TG

「オーパ!(文庫版)」、P175



ヘドンのタイガーはお気に入りだったようで、「オーパ!」にはもっとも代表的なカラーともいえるTGが掲載されています。ただし、サイズはマグナムではなく、通常サイズ(#1020)。1970年代後半から80年代前半製造の白目で黒瞳がスプレー塗装されたタイプです。


より古いものは、右のように透明な目玉で、瞳は描き目になっています。日本では、オリムピックが古くからタイガーを取り扱っており、その後はスミスも積極的に特注品を販売していました。カタログに掲載されていないカラーや、別注カラーも多く、なかなか悩ましい一群です。

実際に使ってみると、見事なまでに艶めかしく、よく動きます。他のルアーで攻めた後でも、このルアーならば突然魚が飛び出してくることがあります。このランカーはそんな釣り方で仕留めた一尾でした。

2016/03/28

Stren

「もっと遠く!(文庫版 上」、P45
「オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇(文庫版)」、P237
「生物としての静物」、P203、ほか


「フィッシュ・オン」の頃は、おそらく国産の号数表示の釣り糸が使われていたものと思われます。その後、「もっと遠く!」、「もっと広く!」の頃が過渡期で、タックルボックスには銀鱗3号の糸巻きが入っていたり(上巻、P5)、ルアー専用のストレーンのパッケージが写っていたり(上巻、P45)します。

その後は、黄色や青色の蛍光ライン(ストレーン)が専ら使われるようになります。特に、映像化されることを前提とした釣行では、視覚的な有効性もあってか、ゴールドのストレーン(今のHi-Vis Gold)が多用されるようになりました。

「オーパ、オーパ!!」で釣師の爪に挟まれているラインは、同じくストレーンのクリアブルーだと思われます。このラインは、朝陽や夕陽が射した時の色合いがとても美しく、私も愛用していました。残念ながら、現行品のクリアーブルーカラーは青紫の色合いが相当薄くなってしまい、とても残念に思っています。

2016/03/27

Killer

「フィッシュ・オン(文庫版)」、P86


ABU社のキラー(Killer)。「フィッシュ・オン」で「殺し屋」の名前を持つルアーとして紹介されています。最初期のものは少しデザインが異なりますが、その後、写真のようなプラスチックミノーにモデルチェンジしました。そう、まさにレーベルミノーです。製造をレーベル社に依頼したいわゆるOEM品だとされており、レーベルミノーとの違いはリップとお腹のロゴくらいです。 

写真の2品。実は50gもある最大サイズです。ミノーもこれくらいのサイズになるとなかなかの迫力があり、巨大魚や怪魚の夢を見させてくれそうです。

2016/03/26

Magnum Rapala 18

「オーパ!(文庫版)」、P203


「オーパ!」のページを一見しただけではただのフローティングラパラと思えるかもしれませんが、なんと18cmもある最大サイズ。しかも、大型魚用のマグナムです。ボディーは太く存在感があり、ウェイトも35g前後あります。堂々の風格です。

上に置いたのはそれなりに大きいF-18(フローティングラパラ 18cm)。並べるとF-11かF-13のように見えます。マグナムのほうはビッグベイトと呼ぶにふさわしい存在感です。もっと古いタイプは、オールドラパラ特有の「赤い口紅」と「白い腹巻き」が施されていて、手作り感が満載です。手描きの目玉もひとつひとつ表情があって、よい雰囲気を出しています(ルアーの目玉について、「生物としての静物」にも書かれていますね)。