2016/03/17

Big Bud

「もっと広く!(文庫版 下)」、P3
「太陽(No.422 特集 開高健)」、P61


元洋酒屋さん勤めということもあってか、開高さんの作品にビールはほとんど出てきませんし、ご自身が飲んでいる姿もあまり想像ができません。酒豪にとっては、ビールはお酒には含まれない種類の飲み物だったのでしょう。

さて、「もっと広く!」には、ビッグバドが登場してきます。眼のまわりの黒ぼかしが大きく、黒い瞳もやや大きい塗りのタイプです。 また、書物の彩りとしてだけではなく、アタッシュケース型のアドベンチャラーのタックルボックス(No.748)にもしっかりと収められています。
 
ご存じ、バドワイザーのノベルティールアーですが、ランカーキラーとしての実力も良く知られるところです。雑誌などでも時々特集が組まれるので、愛好家も多いのでしょう。現在では多種多様のカラーが販売されていますが、プラドコ期以前にはほぼバドワイザーのみでした(後に、ラバット、クアーズなども出てきますが)。カラーバリーエーションがないのでコレクションアイテムにはなり難いと思いきや、ちょっとしたパーツや塗り方の違い、スケールの種類、目玉の表情などなどに小さな違いを求めていくとあっというまに1ダースくらいは揃ってきます。都合、ビール2パック分。ビールならばあっという間に消えていく本数ですが、ビッグバドならばこのくらいあれば当分の釣りには困らないはずです。

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